DAY 2 『配置図面』
改装を行う時にはいつもまず店内の配置図面を作成します。
1マス5cmのスケールで用意した白紙の店内図に、壁の位置・テーブル・椅子・厨房機器等を配置していきます。
10年間の営業経験が条件を増やしてしまい、結果、リフォームの難易度を跳ね上げてしまいます。
2023年時の店内配置図面。

動線の幅
スタッフが配膳の為に必要な動線の幅は55cmあればギリギリ可能です。
でも急いで配膳している時などにトラブルのリスクが高くなってしまいます。
更にお客様によっては椅子に深く座られる方もいれば、浅めに座られる方もいます。
図面上で確保した55cmはそういった不確定な要素で10cm程度増えたり減ったりします。
背中合わせに座っているお客様が双方とも椅子に浅く座られる方だった場合は安全に配膳する事はとても難しくなってしまいます。
絶対に無理な幅では無いんですが、オレンチカフェでは不採用です。
ルービックキューブみたいな…
限られたスペースの中、1つのポイントで動線幅を10cm増やすと…。
今度はテーブルの奥行きを10cm短くしないといけなくなります。
でもテーブルを短くすると、お客様が対面で座った時に顔の距離が近くなり圧迫感が増すデメリットが生まれます。更に今使っている配膳のトレーが2枚テーブルに乗らなくなるなどの問題が…。
それならテーブルの大きさに手を加えずに壁を10cmずらしてみる。
すると今度は厨房側の冷蔵庫の扉が全開できなくなる事態に。
じゃあカウンター席のテーブルの奥行きをを10cm短くしてみる。
結果、ドリンクを置いてノートも書きにくくなる。
お客様の利便性や居住性が悪くなり過ぎるからボツ。
こんな感じで毎回自分目線とお客様目線のメリット・デメリットを店内で独り何十回もシミュレーションしています。
現状を破壊して再施工、そして大失敗は本当に許されないので…
改装に着手する前には導線の幅を色んな条件でシミュレーションしました。

実際にそこに無いものを想像しながら、5cm単位で配置図面を作成するのは結構ハラハラします。

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