店舗契約から開業までの記録 ②

第111日目 2011年4月7日

壁下地の最終チェック

気分的にウンザリですが、ココで手を抜いては全てが水の泡…
パテの状態の最終チェックをグルッと一周行いました。

 

その後は大嫌いな地獄のマスキング作業…
壁の塗装作業を行う為に、汚れては困る箇所を全てテープ保護してゆきます。

 

一本18mのマスキングテープを5本使い切りました。
首と腰がゴリゴリでとても痛いです。

 

マスキング作業が終わった後はいよいよ下塗り開始。
くどい様ですが下塗り剤の刺激臭は自分史上最強…。

 

総面積にして畳約50枚分…( ゚ ρ ゚ )
案の定、店内に充満した臭気は想像通り…いやそれ以上でした。

これを一日完全に乾燥させた後、再び「全面」に軽くやすりをかけます。

 

 

第112日目 2011年4月11日

室内の壁塗装

三日間徹夜を繰り返して壁を塗り終えました…

客席の床面積15坪。
壁面積は畳約50枚分。

思ったよりも広範囲で全面を綺麗に一周塗り終えるのにとても時間が掛かりました。

 

3日間も徹夜に至った理由は、全体を根気良く三度塗りしたから。

白い塗料はムラになり易く、付着性もすごく悪いのです。

塗装、乾燥、塗装、乾燥、塗装、乾燥…

一人でモクモクと塗装ローラーをコロコロ…コロコロ…

 

いやはや感無量(T△T)

店内が一気に明るく、「らしく」なりました。

 

 

第113日目 2011年4月13日

配電盤の塗装と壁の細部仕上げ

これまで違和感の無かった配電盤ですが、壁を綺麗に塗装すると汚れがハッキリと目立つ様になってしまいました…。

と言う事で同じく白で塗装する事にしました。

 

周りをマスキングして白のスプレーで薄く薄く5回重ね塗り。
見違える白さになりました。

中はそのままなので、変化は一目瞭然です。

 

続けて室内の目地(隙間)の処理を行いました。

柱と壁の接点、壁と天井の接点…
心が折れる長さと多さです(苦笑)

 

「ジョイントコーク」と呼ばれる主には壁紙の末端仕上げなどに使われるシリコン剤。

「一定の量で真っ直ぐな線」はケーキ作りで体に染み付いているので問題なし。
またまた深夜になりましたが、無事に作業を終えました。

 

 

第114日目 2011年4月14日

換気扇と手洗い器

震災の影響で入荷が遅れていたトイレと事務所用の換気扇が届きました。

 

配管は後回しにして、ひとまず取り付けてみました。

取り付け規定通りに空けておいた177mm角の天井スペース。

 

格子状のカバーも無事に取り付け完了。
特に問題なくスッキリ収まりました。

 

その後、キッチン側の手洗い器を取り付けました。

手洗い器の設置は営業許可申請には必須の設備です。

本体固定→排水接続→給水接続。

 

レベルが上がってだんだんと失敗事案が減って万事良好。
給排水とも水漏れ等もなく、無事に取り付けできました。

 

 

第115日目 2011年4月15日

外壁の化粧板の吊りパーツ製作

外壁に取り付け予定の杉板。
既存の壁を傷つけ過ぎると、退去時に弁償(現状回復)となってしまいます…。

 

どーする!?出て来いアイディアL(゚□゚)」

 

と言う事で今日は鉄材を加工してとあるアイテムを作成しました。

寸法通りに曲げ加工をした4mm厚の鉄の板。
ここに「L字」の固定金具を35mmの幅で仮固定します。

 

製作パーツは合計6本。
一本に付き固定金具は3ヶ所、計6本。

合計36箇所の金具を溶接しました。

 

ここでは見た目は最悪ですが、ここは見た目よりも強度。
チョットしっかり目に溶接しておきました。

 

最後は仕上げに軽く塗装。
薄くても塗膜があればサビ予防になります。

 

どう使うのかは文章ではお伝えするこ事が少し難しいので、実際の施工時に順次ご紹介します。

 

 

第116日目 2011年4月16日

廃材の処理

またもや溜まってきました木の廃材…。

必要量が1mでも規格が3mなら、残り2mはロスになります…。
こんな理由で余った木材。

廃材として処分するにはあまりにも勿体無いレベルのものです。

 

と言う事で…
自宅で使える家具を作ってみました。

広々規格の座椅子対応ワークデスク。

 

目線を低めに、収納棚付きテレビ台。

 

強度もバッチリいい感じです。

 

そんな廃材リユース作業の合間に、完全乾燥した壁面を全て養生しました。
まだまだ続く室内作業でせっかくの綺麗な壁が汚れない様に、全て薄いビニールで覆いました。

これがまた大変で、地味~に店全体の壁を養生するのに延べ5時間は掛かりました。

 

でもまぁ…
埃や塗料、手の汚れなどで壁を汚してしまうと補修にそれ以上の手間が掛かるので仕方無しです。

 

 

第117日目 2011年4月18日

店内換気設備の施工 1

トイレに付けた換気扇の排気経路が難題です。
排気パイプの直径は100mm。

そして天井裏が無い。

どこを通れば一番見た目に違和感が無いのかをひたすら検討しました。

 

加えての課題は客席側の換気扇の位置。
空気の流れと排気パイプの経路(見た目と施工手段)をバランス良く満たせる様に…うーん。

兎にも角にも、まず排気フードの取り付け穴(直径150mm)を空けました。

 

そしてお馴染みのやってみて発生するイメージを超えた問題発生。

 

写真でもお分かり頂けるとは思うのですが…
写真手前の梁(写真上部)と穴を空けた壁が直角関係に無いっ。

説明が難しいのですが、これは激しく面倒な事になりました。
梁から90度で排気パイプを進めると、壁に対しては135度の斜め進入となります。

 

となると…

 
外壁の壁に合わせてパイプを135度で斜めカット。
排気フードも一部加工。穴も楕円にしないと…

いやーこれは面倒な展開になりました。(+_+。)

 

 

第118日目 2011年4月20日

店内換気設備の施工 2

換気用の配管には「スパイラルダクト」を採用しました。

本来アルミフレキパイプで十分なのですが、ここは露出配管なので見た目優先にしました。

 

重い、そして長い。買出しにも一苦労です。

鉄工用の電動カッターで任意の長さに切り出し。
その後に90度のエルボ管を固定します。

 

梁に直角に、地面と水平に…
高所作業も相まって凄くムズかしいです。

 

奥側の細いダクトは、トイレと事務所の換気扇と繋がっています。
これはそのまま天井裏に逃がして、屋外の排気フードと接合します。

 

久々の屋根裏作業、お隣のスナックからの換気パイプがグチャグチャに入り乱れています。

作業スペースが激狭で結構キツかったです。

 

 

第119日目 2011年4月22日

店内換気設備の施工 3

今日は店内換気扇の設置を完了させました。

天井埋め込み式換気扇を天吊り用にする為に専用金具の装着。
そこへT字管を接合して準備しておきます。

 

スパイラルダクトを任意の位置まで延伸。

 

吊り用金具を取り付ける為に天井の鉄筋コンクリートに直径12mm、深さ40mmの穴を空けます。

 

そこに「内部コーンアンカー」という金具を取り付けると、その部分に強固なネジ穴が完成します。

 

打ち込んだアンカーに長さを調節した金物をカッチリと取り付け。

 

最後に換気扇を固定して完成です。

 

さら~っと順を追って書き綴りましたが、大変なポイントが多くて終日の作業となりました。

 

 

第120日目 2011年4月24日

納期未定のオンパレード

震災の影響が本格的に深刻になってきました。

業務用の厨房機器…
建築資材や内装材…
電気設備資材…

購入予定でリストアップしていた商品が軒並み「納期未定・または延期」となってしまいました。

 
まさかここまで深刻に影響が出るとは想像していませんでした…。

ホームセンターの木材関連も相変わらずの枯渇状態。
全国の新規建築中の家でも工事が全て止まっているらしいです。

 

生産工場が壊滅的な被害を受けている場合は完全に納期未定。
ギリギリの出荷分は大手にまわってしまって、末端の個人には届かず…

これはもう自分ではどうしようも無く、お手上げ状態です。

 

とてこちらも止まっている場合では無いので…
内・外装資材を変更したりしながらでも小さくできる所からやってゆくしかありません。

とまぁこの様な状況ですが、今日は電気配管系の塗装に着手しました。

 

茶色の柱に沿っている電線管は茶色に☆

 

壁に沿っている電気配管は壁面と同様の色で塗装しました。

 

やっぱり色のある下地に白を綺麗に塗るのは難しいです。

ムラを綺麗に確認しながら重ね塗りをして綺麗にしあげました。

 

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